讃岐国 壇ノ浦

香川県中北部、瀬戸内海に突出した半島であるが、もとは島が侵食によって取り残された平状の地形をもつ頂上の形をしたのが屋島の特色である。文治元年(1185)の源平の古戦場が東側直下にあって有名である。多くは山頂の平らな島の姿を描くが、これは側面から見ており、しかも水面よりの描写で珍しい光景である。

 

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